ハナハナ エッセイブログ

  • 日本漫画家協会賞 受賞式

    漫画家協会一年にいちどの大イベント。
    今日は総会と日本漫画家協会賞受賞式。そのあとの祝賀会です。会員大忙しの日なのです。

     

    用事があって定刻にすこし遅れて、帝国ホテルの会場にいきました。
    二階の別室「牡丹の間」で総会が行われています。
    各地方北海道から沖縄まで」の支部の方たちもみえてます。その受付に係りの漫画家さんたちが並んで忙しく働いてます。

     

    受付で手続き、署名、若い会員の方たちが「日本漫画家協会」と染め抜かれた法被を着せ掛けてくださる。この日は来場の会員全員が着用することになっているのです。

    私はそのまま下の中二階「光の間」、受賞贈呈式の会場に、まだ入り口に誰もいません。スタンドの祝い花がいくつか並んでます。と、宴会場のドアから法被姿の会員2、3人が出てきました。

    「あ、よかった。花はこれでよかったでしょうか?」Kさんが訊きます。
    「そうね、だいたい、いいと思うけど、まだくるわねきっと。今年の受賞者は出版社からたくさん届くと思う。ちょっと様子みましょう」

    というそばから、次々スタンド花が運ばれてきます。賞の大きさ、送り主の方によって順をきめ、場所の配置を見るのが私の役目です。

    「これは◯◯社の社長名でいただいているから、正面に。」などなど結構頭悩ませます。でもKさんがもうすっかり覚えてほどほどに整理してくださっていてすごく助かります。

     

     

    やがて会場の準備がはじまります。受付に、ご招待、出版マスコミ関係、会員、などの掲示が立てられ、各名札の配備。各係員の慌ただしい作業からはじまります。

    受賞者、文部大臣、各氏の胸におつけするランやバラの一輪、横の台に並べられます。最近はお手伝いしてくださる若い会員が増えて、みなさんでやってくださるので、楽になりました。

    開場、終わった総会からどっとひとびとが入ってきます。来客、会員も入場です。

    受賞式。宴会と賑やかさは続きます。
    受賞者はちばてつや先生直筆の賞状をいただけるんです。
    そして花束贈呈。各受賞者に教会からひとつづつ、5人の若い女性会員が花束をお渡しします。
    今年はカートゥーン漫画の発展に貢献したグループが特別賞。
    代表の西田淑子さんとお友達。
    それと昔からの知り合いの永井 豪ちゃん、な、なんと!文部大臣賞です!
    おめでとうございます!
    で、私はお二人に花束を持って行きました。

     

    ちば先生が6年間勤めた協会理事長をお辞めになるので、特別賞としてお花を差し上げる役目をしてほしい、と、協会側から言われ、最後に大好きな尊敬するちばちゃん(昔からちゃんです。)にお花を差し上げる大役を勤めたのです。

    あとは会員によるアトラクション。ビッグ錠先生のタップダンス(ん〜)がはじまります。後ろに若い女性会員のバックダンサーが何人かつづきます。

    中央の椅子で座っていたら、あら!けーこたん!

    静かに前にすわったひと。竹宮惠子さんではありませんか。そばに居られた ちばてつや先生も入っておしゃべり、と思ったら、漫画研究家のヤマダトモコさんも入られて、写真撮りましょう!と。そしたらなんだかいっぱいカメラが並んではい!チーズ!

     

    竹宮さんは、九州から出ていらっしゃったのです。

    「朝出てこられたの?きょうは東京へお泊まり?」

    「いえ、帰るんです」

    「え?だって九州でしょ?え~っ、朝来て、帰る?」

    「日帰りです。新幹線で」

    「え~~!え~っ?」

    「簡単ですよ」

    けーこ先生、涼しいお顔されてます。

    「ああ、そろそろ行かなくては新幹線の時間です」

    っていうわけであっけにとられていました。

     

    そういえば、会もそろそろ終わりです。気がつけば軽い朝食以降、ウーロン茶一杯頂いたきり、目の前に運んでくださったいろいろなご馳走のお皿、手をつける暇がなかったのです。終了後、お手伝いした総会式典部の会員に、ホテル側がお食事の用意をしてくださるのですが、私はうちのスタッフのMちゃんと先に帰ることに。

    ホテル下のグリルでここの自慢メニュー、焼き野菜カレー、真っ赤なハーブティーを頂いてかえりました。4、5時間立ちっぱなしでMちゃんがずっと心配してくれてますが、だいたいいつもこんな感じなのです。

     

     

    翌日はさすがに1日寝てしまいました。